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2児の母 様より

世界にたった一つしかない本はやはり素敵ですね。
これからも大事にしたいと思います。

幼稚園女の子のお母様より

あかちゃんの絵やおもちゃの絵がたくさんあって嬉しかったです。「つんつん(自分の名前)の本だよね」と何度も繰り返しています。「うれしい!」と言っていました。

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クリスマスの願いごと 大人向け

クリスマスの願いごと 大人向け

クリスマスを目前に一通の手紙。 それはサンタクロースからきたもの。 不思議なサンタワールドへご招待。

販売価格 3,675 円 
税別価格 3,500 円 
ギフトパッケージ価格 3,885 円 
バリエーション 大人向け
英語版

※ギフトパッケージに関してはこちらのページをご覧下さい

ピンクの文字はお客様が自由に記入できる部分です。

優ちゃん

クリスマスのねがいごと

あなたにおくる おはなしのほん

 

ますやま あつし作
CABジャパン編集
ヴァレリー・ウェブ画

内藤 優治 さま

メリークリスマス!
これは あなたのために特別に作られた本です。

今年も寒いけど暖かい2人でいようね



20071224

陽子

「今年のクリスマスプレゼントはどうしよう?」
32歳の優ちゃんはため息をつきました。
世の中はクリスマスムード一色。
街はうきたつような空気こ包まれています。
でも優ちゃんの目下の悩みは、
のぶくんと、圭祐と、陽子へのクリスマスプレゼントが
きまらないことなのです。
部屋に飾られたクリスマスツリーを眺めながら、
優ちゃん32回目のため息をつきました。

幼い頃、クリスマスの朝には、
プレゼントがいつも枕元に置かれていました。
でも優ちゃんは、もう自分でプレぜントを探しにいかなければならないのです。
『電話一本、30分でお届け』してくれる、
ピザ屋みたいなサンタクロースはいないかなあ。
プレゼントのことを考えすぎて、
優ちゃんの頭はオーバーヒート気味!
そのときでした。
郵便受けがコトリ、と小さな音をたてたのは。

郵便受けをのぞくと、見慣れない模様をあしらった、
一通の手紙が入っていました。
そこには消印も、愛知県知多郡優ちゃんの住所もありません。
ただ、『内藤 優治様』という文字があるだけです。
封を切っ優ちゃんは驚きました。
そこには、こんな文章があったのです。

内藤 優治
わしはサンタクロース。
クリスマスももうすぐじゃが、いかがお過ごしかな。

サンタクロース??
内藤 優治の頭はいっきに真っ白になりました。

サンタクロースの国は今、
クリスマスプレゼントの準備で大忙しじゃ。
なにしろ、世界中へプレゼントを運ぶんじゃからな。
優ちゃんはどんなプレゼントをお望みかな。
サンタクロースの国、特製クッキーはどうじゃ。
もみの樹の形をしていて、
それはそれはおいしいクッキーじゃよ。

優ちゃんはやっぱりそうかと思いました。
これは最近、近所にできたケーキ屋の、
ダイレクトメールに違いありません。
でも手紙の文章はまだまだ続きます。
プレゼントの用意ができると、
こんどはトナカイたちの準備をしなきゃならん。
金の鈴が付いたひもを、一頭一頭つけていくんじゃ。
これがあの有名な
「ジングルベル」という曲になるんじゃよ。

優ちゃんは、信じられない、と思いました。
サンタクロースなんて架空の人物で
そんな話はとっくに卒業したはずなのに・・・
でも手紙には・・・
サンタクロースなんているもんか、
と、思っておるのじゃろう。
サンタクロースを見たかったら、
クリスマスイブにサンタクロースの国にくるとよい。
世界中の国々に飛び立つサンタクロースのそりを、
一般公開しておる。

優ちゃんは、またわからなくなりました。
どうやらこれはケーキ屋どころではなさそうです。
もしかするとフライドチキンの店かもしれない!?
優ちゃんの脳裏に、小太りで、
めがねをかけ、いつもニコニコして街角に立っている、
とあるおじいさんの姿がうかびました。
わしはみんなの視線を浴びながらそりに乗り込む。
まるでスターになったきぶんじゃ。あたりは大騒ぎさ。
みんなの寝顔を見るのもいいが、
幸せそうな笑顔を見るのは、
もっと良いもんじゃよ。

優ちゃんはちょっとばかり想像してみました。
もし自分がサンタクロースの国に行けたら!
なんてわくわくする光景なのでしょう。
そうかこれは旅行会社のパンフレットなんだ!?
「冬休みはスキーをかねてサンタクロースの国へ!!」
こんなキャッチコピーがうかびました。
みんなわしに手をふってくれておる。
いよいよ出発じゃ。忘れ物はないかな?

それからわしは、トナカイたちに、
「さあ、行こう!」と声をかける。
するとそりはあっというまに空の上。
空気は冷たいが、とてもよい気持ちじゃ。
いちど乗せてやりたいくらいじゃよ。
この手紙は航空会社のパンフレットかもしれない!?
優ちゃんは考えました。
北欧の空を遊覧飛行する会社なのです。
でも、優ちゃんは高いところはちょっと苦手です。

めざす家に到着すると、さあ仕事じゃ。
エントツから、といいたいところじゃが、
近頃はエントツのない家が多いから大変じゃ。
なんとか家に入りプレゼントを置いたら、
すぐ次の子の家にいかなきゃならん。
プレゼントのリストは、
子供たちの名前でいっぱいじゃ。
こんどは警備会社のパンフレットかな?
優ちゃんは思いました。
『サンタクロースも入れない防犯装置』じゃ、
サンタクロースがかわいそうです。

目のまわるような夜を過して、
クリスマスの朝に帰ってくるころは、
もうへとへとじゃが気分はそう快じゃ。
この一夜のために、1年を過しておるからな。
わしは妻に子供たちの様子を話してやる。
あの子は今年もいい子にしておったよ、
というと、妻はとても嬉そうじゃ。
そうそう、わしは優ちゃんの、子供のときの
寝顔を見たこともあるんじゃよ。
結婚案内のパンフレットだったのか、
優ちゃんは思いました。
でもサンタクロースにもおくさんがいるなんて!

クリスマスの前には、
たくさんのおもちゃを作る仕事がわしを待っておる。
家では、一日中にぎやかな音がしているが、
それはおもちゃを作る音なんじゃ。
こんどは隣町にできた大きなおもちゃやさんかな?
優ちゃんは考えました。
そして子供のころ、目が覚めると、
きまって枕元に置かれていた
プレゼントのことを思いうかべました。
昨夜までなかったおもちゃが、朝そこにあるのは、
とても不思議で、魔法のようでした。

優ちゃん
おまえさんはもうおもちゃで遊ぶ子供ではないが、
今回のクリスマスには、
特別にプレゼントをあげることにしょう。
はてさて、何だと思うかね?
この手紙を最後まで読んでくれればわかるが、
それはまだ秘密じゃ。

そろそろ優ちゃんのプレゼントが、きれいに包まれて、
いろんな国に旅立つところじゃ。
サンタクロースのプレゼントというもんは
ただおもちゃを包んでいるだけではないぞ。
その中には、夢だの、希望だの、感謝だの、
愛情だのといった気持ちがいっぱいつまっとる。
子供たちは、プレゼントをあけたとき、
その気持ちも一緒に受取ることになるんじゃ。
もちろん、優ちゃんのぶくんと、圭祐と、陽子
プレゼントにも入っておるとも。

さあ、いよいよ出発じゃ。
わしはおなじみの赤い服を着る。
北極の空の凍るような寒さも気にならんような、
完全防寒仕様じゃ。
プレゼントをつめた大きな袋をソリに乗せ、
優ちゃんの子供たちに会えるのももうすぐじゃ。
外はもう、しんしんと雪がふっておる。
 優ちゃん、おまえさんへのプレゼントは、
○○同好会一同にあずけておいた。
ま、楽しみにしておれ。

わしは空をひとっ飛び。
ヨーロッパ、アメリカ、アフリカ、アジア、そして
愛知県知多郡にもプレゼントを届にいくぞ。
プレゼントを待っとる子供たちは世界中におるからな。
そうじゃ、忘れておった。
わしがこんな手紙を書いたのは、理由がある。
プレゼントが無事おまえさんへ届くには、
ひとつ条件があるからなんじゃ。
それはクリスマスの朝に、ひと言こういえばよい。
つけくわえるなら、できるだけ明るく、楽しくやってくれ。
優ちゃんは、いそいで最後の紙をめくりました。
そこには・・・

「メリークリスマス!」

優ちゃんは、のぶくん圭祐陽子へのプレゼントを選びにコートをはおると、楽しそうに出かけて行きました。
ポケットには、サンタクロースからの手紙が入っています・・・